バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

2020-01-01から1年間の記事一覧

やる気のない社員に何をさせるか?

先日Twitterで見かけたのですが、面白いテーマだなと思ったので、まじめに考えてみます。 結論的には「やる気のない社員」に考えてもらえばいい。 いや、嫌がらせとかじゃなくて。 やる気が無くても出来るのは単純作業です。 単純作業というのは、プロセスと…

読了 - エッセンシャル思考

「エッセンシャル」とは本質的とか絶対に必要な、といった意味。 簡単にまとめると ゴールの本質は何か? ゴールを最も速く達成するにはどうすればいいのか? より高いレベルで価値を生み出すにはどうすればいいのか? と、常に自らに問いかける習慣と言える…

読了 - ハーバードはなぜ日本の「基本」を大事にするのか

本書ではイノベーション(1章)、歴史(2章)、起業家精神(3章)、戦略・マーケティング(4章)、リーダーシップ(5章)という切り口で、ハーバードで教材となっている日本企業の事例とそこから何を教えているかが解説されています。 ホンダジェットの開発…

読了 - ソーシャルメディア・マーケティング

LINE、Twitter、Instagram、YouTube、Facebook。ソーシャルメディアに関わらない人が減りました。 ICT総研の発表によれば2020年度における「日本のSNS利用者は7,975万人(普及率80%)」。 このことがマーケティングにもたらした最大の変化は「消費者の声が聞…

読了 - 「雑草」という戦略

雑草はVUCAを生き抜いてきた 雑草の生えている場所といえば、道ばた、公園、畑や庭。いつ踏まれるかわからない、抜かれたり、刈られたり、除草剤をまかれることもある。つまり『予測不能な激しい変化が起こる場所』。 植物が繁殖するには過酷なはずなのに、…

読了 - 東大卒、農家の右腕になる。

小さな経営改善ノウハウ100 課題解決の教科書 タイトルも表紙のコピーも、なんか気になる本書です。 とはいえ、実は1年前に読んだ「農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦」に、著者 佐川友彦さんの挑戦の一端が紹介されていましたので、改めて書き下ろす一…

読了 - 10分あったら、どう考える

問いは、発想を広げ、思考を深める 端的に言えば、タイトル通りの書籍。 10分という時間があったら、いま抱えている問題に、いつもと違うアプローチで思考できるはず。 その「違うアプローチ」の種として本書は切り口を提供してくれる。 その切り口は本書の…

読了 - なぜネギ1本が1万円で売れるのか?

「あり得る」 それが第一印象でした。 千疋屋のオンラインショップなら2万円を超えるメロンもありますし、初競りで1匹百万円を超える値が付くズワイガニもあります。 超高品質で、ターゲットを的確に捉え、ブランディングに成功していれば「食べてしまえば無…

読了 - 会社には行かない

表紙にデカデカと「会社には行かない」とあったので従業員の視点で書いてあると思ったのですが… 逆でした。 本書は、マネジメント側の人を対象に、リモートワークを事業の運営形態として実践するコツとその考え方を紹介する本。 特別な人が集まらなくても、…

読了 - なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?

イロモノっぽいタイトルにつられて読んでみましたが、その内容は「いまの時代に生き残る方法」でした。 ミシュランで星をもらい続けているというレストラン ラッセのオーナーシェフがサイゼリヤでバイトして得た知識と経験を自分の店に活かした成果は、人時…

読了 - 広報・PRのためのシンプルな本と企画のつくり方

本を出すことは時に強烈な広報、営業になり得る。 これを実感したのは、とある組織運営の啓蒙書の存在です。 内容的にはツッコミどころばかりが目立つもので、これでうまくいくはずないと思ったのですが、同書に感化された経営者が何百万かのコンサル料をそ…

読了 - オンラインセミナーのうまいやりかた

セミナーで収入を得ている人、あるいは営業の一環としてセミナーを行う人に向けて「オンライン」に移行するためのノウハウを開設したのが本書。 ”なんだ、自分には関係ないな”と思う会社勤めの人は多いに違いありません。 でも、そうでもないんですよ。 私は…

読了 - なんでも図解

『図にしてみる』 その習慣はかなり有効。 デジタルな記録、発信が当たり前の今でも、アナログに表現する方法はインパクトがあるし、発想や連想を呼び込む力があります。 ただ、図解のスキルは外国語と同じ。日々、使っていないと描きたい時に描けません。 …

読了 - ワークマンはなぜ2倍売れたのか

よく見るとタイトルは「ワークマンは商品を変えずに売り方を変えただけでなぜ2倍売れたのか」なんですね。 「なぜ2倍売れたのか」の答えは目次に至る前に出てきます。 つまり、売り方を変えることで従来とは異なる客層をつかんだことが売上倍増に繋がった。 …

読了 - 働く時間は短くして、最高の成果を出し続ける方法

合理性があって具体的な「仕事効率化」 2冊続けて同じテーマの本を取り上げてしまいましたが、改めて私は越川さんの書きっぷりが好みなんだと再認識しました。 何が気に入ってるんだろう?と振り返ってみると、特にいいと思ってるのが以下3点。 根拠となる数…

読了 - 職場の科学

週休三日制を実現するマイクロソフト 「外資系のIT企業で儲かってる、だから週休三日でもやっていける」 そんな風に言いたくなるところはありますが、本書を読むとそんな話ではなくて、まじめに合理的な分析と施策を進めた結果、週休三日でもやっていけるよ…

読了 - データ・リテラシーの鍛え方

回答者数の多さを誇るアンケートの多くは回答率が低く、しかも無作為抽出では… 無作為のアンケートや統計が無いわけではないのですが、私たちが日常生活で目にするアンケート結果、ランキング、統計結果のグラフには、それを作った人、あるいは公開した人の…

読了 - パン屋はおにぎりを売れ - 想像以上の答えが見つかる思考法

おしゃれなブーランジェリーに三角おにぎりが並んでたら食べてみたくなりますかね? 本書のタイトルを素直に読むと「違和感」しかありませんが、むしろ「素直さ」を脇に置くと意外性のある答えが見つかる…こともある。 モノがあふれ、近所にないものでもネッ…

読了 - HBR ストラテジー論文ベスト10 戦略の教科書

まさに教科書。 経営戦略をテーマに論考を集めた本書。 目次だけ見ても、ビジネス書でよく見かけるキーワードが並んでいます。 第1章、戦略の本質 第2章、5つの競争要因 第3章、ビジョナリーカンパニーへの道 第4章、ビジネスモデル・イノベーションの原則 …

読了 - イノベーション・オブ・ライフ

『イノベーションのジレンマ』で有名なクレイトン・M・クリステンセン教授の著書、ほとんどそれだけで買ってみたのが本書。 テーマはタイトル通り「ライフ」。 それさえ、見過ごしてました… とはいえ、私の選書がどうであれ、読んでみると示唆に富む内容で、…

読了 - その仕事、全部やめてみよう

『優先順位はひっくり返すと諦める順番』 あれもこれもと抱え込んでテンパってる人、いますよね。 傍目には、全部こなすには時間が足りないのが一目瞭然なのに全部やりきろうと焦ってる人。 そんな人に「優先順位は諦める順番の逆順。やらない場合の影響は?…

読了 - 新・仕事力~「テレワーク」時代に差がつく働き方~

切れ味鋭い、というよりは、大きな鉞でバッサ、バッサと切り捨てる、そんなイメージの本。 私的には、1章(君たちはどう働くか ~ 間違いだらけの「働き方改革」)と、2章(「エクセレント・パーソン」の条件)、が本書の中核、と感じました。 3章はタイトル…

読了 - コロナ後の世界

本書は6人の著者(文春新書編集部いわく「世界を代表する知性六人」)が、それぞれ「コロナ後の世界」をテーマに執筆した論文集です。 ただ、中には「コロナ後」のことには違いないものの、「コロナがなくても同じ」というものもあって、コロナによる変化が…

読了 - ひらめかない人のイノベーションの技法

経済に停滞感が広がると、あっちこっちで「イノベーション」のキーワードが見られるようになると思いませんか。 スマホみたいに社会を変えるモノが思いつけたらいいんでしょうけど、そこまでの発見が自社の中から産まれることを本気で期待しているとも思えま…

読了 - HBR論文 不況期に生き延びるために企業は何をすべきか

今だから余計に気になる 先日、HBR EIシリーズの「集中力」を読んだ後、Kindleのリコメンドに「今っぽい」ものが挙がってきたので、ついポチってしまったのですが、実はHBR(Harvard Business Review)から抜き出した論文でした。 HBRというとセオドア・レビ…

読了 - 雑談の一流、二流、三流

最初のひと言 三流は、「今日は暑いですね」からはじまり、 二流は、「30℃を超えるそうですよ」からはじまり、 一流は、何からはじめる? 本書の目次は各項ごとに、こんな風に書いてあります。 おかげで「一流は、何を最初に言うんだろう?」「ネガティブな…

読了 - HBR EIシリーズ『集中力』

いきなりHow Toの話ではなく、「集中力とは何か」「集中力は何故持続できないか」と根幹に迫ろうとするところがHBR(Harvard Business Review)らしい。 まえがきと目次だけでそんな印象を抱きましたが、読後もその印象は正しいと思ってます。 アカデミック…

読了 - 仕事に「好き」を、混ぜていく

「はじめに」にある通り、本書は電通Bチームにインターンとして入る疑似体験プロジェクトでした。 読み進めていくうちに、「自分にとって本業以外のB面って何がある?」「これはどう進めると面白くなるんだろう?」と楽しくなってきます。 本書は、中途半端…

読了 - 考え続ける力

創造的に考えるとは何か? これが本書のコンセプトとのこと。 本書を読んでみる気になったのは、私自身が「考えること自体が好き」だということを自覚しているから。 「考える」ことは、意識的かそうでないかを別にすれば、動物みんながやっていることです。…

読了 - 未来を創るプレゼン

「ずいぶんと濃い組み合わせ」 本書の告知を見た時、そんなツィートをしたような気がする。 書籍「1分で話せ」、「0秒で動け」とベストセラー続きの伊藤洋一さんと、見た目のインパクトが強烈な澤円さん(書籍「マイクロソフト伝説マネージャの世界№1プレゼ…