バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

やる気のない社員に何をさせるか?

先日Twitterで見かけたのですが、面白いテーマだなと思ったので、まじめに考えてみます。

結論的には「やる気のない社員」に考えてもらえばいい

いや、嫌がらせとかじゃなくて。

やる気が無くても出来るのは単純作業です。

単純作業というのは、プロセスと完了基準が決まっている作業のことですよね。

イデア出しも、プロセスが決まってますから完了基準さえ決めれば単純作業と言えます。

質を問わず、決められた数だけアイデアを出す、というだけなら「やる気」は必要ないわけです。

やる気があろうが無かろうが、アイデアを出すプロセスに違いは無いし、良いアイデアなんて山のようにクズなアイデアがあってこそ現れるものです。

具体的に考える

ひたすらアイデアを出す

仮に1分で1個アイデアを出すとして40分で40個だしてもらい、20分休憩。

1日8時間とすれば320個のアイデアが出ることになります。

1週間で1600個。数人いれば重複もあるだろうけど相当数のアイデアが出る。

まあ、ちょっとは手加減して、ノルマを減らしてあげてもいいでしょう。

似たようなアイデアをまとめる

その次はグルーピングしてもらいます。

切り口は会社にとってのメリット。売上向上、利益率向上、労働環境の改善、…

グルーピングにあわせて「中身が同じ」と判断できるアイデアはまとめる。

「中身の違い」が表現できてないなら補足説明も書く。

効果を見積もる

グルーピングが出来たら次は、実現できた場合の効果を適当に見積もる。

見積もりの値は、単位は無しで、効果を相対的に数値化します。

使う数値は、フィボナッチ数列でいいでしょう。1、2、3、5、8、13、21、34くらいで。

印象で良いので、見積もります。

実現に必要なリソースも同様に見積もります。時間、金、スキル。

イデアを評価する

見積もった数値を使い、効果 ÷ リソースの値を求めます。

その値を大きい順にランキングして上から1/3ずつグリーン、イエロー、レッド。

グリーンでリソースが小さいものは即採用。さっさと始めましょう。

グリーンでリソースが小さくないモノは、やる気のある人たちでGo/No Goを決めます。

採用されたアイデアを、やる気のない人たちで進めてもらう方法も考えてもらえばいいですね。

どうでしょう?これならやる気のなかった人たちも会社に貢献できるのでは?

(鬼かなぁ…)