バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - Z世代~若者はなぜインスタ・TikTokにハマるのか?

少子高齢化の時代と言われている中、チラホラと耳にする「Z世代」

どういう人達を指してZ世代と呼んでいるのか、どういう志向があるのか、皆さんご存じなんですかね。

私も遅れずについていきたいと思って読んでみました。

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端的に本書の感想をまとめると…

  • 全世代と比較したZ世代の特性について、各種統計などから分析した結果共有の本、という感じ。
  • 定量・定性データが豊富に掲載されており、Z世代を対象に、マーケティング、製品やサービスの企画・開発を行う人の取っ掛かりとして良さそう。

です。

企画や提案において客観的な数値によるアピールは必須。

書籍に掲載されている情報は裏どりがなされているはずなので、書籍自体を出典として掲載できますし、「思い込みだけで言ってる訳じゃない」という印象を得るためにも有効です。

Z世代 - 人口は少ないもののSNS人口が多い世代

本書によれば、

  • 高校生以上になると、ほぼ100%(99.2%)がスマホを所有している
  • 他世代に比べてSNS利用率が高い
    • 利用メディアは多い順に、Twitter(60.6%)、インスタグラム(52.1%)
  • (インスタグラム・ストーリーズで)若年層の46.4%が月に1~9回投稿している

これを見て真っ先に思ったのは、「え、LINEが一番じゃないの??」です。

実際のとこと総務省が発表する統計(「SNSがスマホ利用の中心に」H29年度)によると、代表的SNSの利用率のダントツの一位はLINEです。

実際はどうなんでしょう…

ま、「なんでも鵜呑みにせず、他のデータで裏付けられるかを確認すべき」ということですね。

(と、まとめておく)

とはいえ、日本人の人口に占める割合が少なくとも、Z世代が注目される主要な理由は「SNS人口が多い」なのでしょう。

SNS上におけるZ世代の存在感、拡散力、それが結果的に全世代向けのインフルエンサー的な役割を担っている。

このことは今後も念頭に置きながら注視して、置いてけぼりを喰らわないようにしたいものです。