バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

2019-01-01から1年間の記事一覧

読了 - 売ってはいけない 売らなくても儲かる仕組みを科学する

ツリっぽい表紙ですが、本書のコアは「売らなくても儲かる仕組みを科学する」。 というか「必死に売り込まなくても儲かる仕組みを考えよう」ですね。 本書で取り上げたアプローチで興味深かったビジネスを幾つかピックアップしてみます。 ■ ネスカフェアンバ…

読了 - もし部下が発達障害だったら

発達障害は「脳機能の発達」のアンバランス そもそも発達障害とは何かですが、本書によれば 私たちの脳には…見る、聞く、言葉を話す、書く…考える…感情を司るなどさまざまな機能があります。…これらの脳機能の発達のアンバランスさが生まれつき顕著であるた…

読了 - 麹町中学校の型破り校長 非常識な教え

近年よく耳にする英語教育の早期化、プログラミング教育など日本の教育には違和感を感じます。 以前に買った本の帯で見た「英語が話せてもバカはバカ」(成毛眞「日本人の9割に英語はいらない」)の言葉は実際その通りで、中身のある話が出来ないなら何語で…

読了 - 「面白い」のつくりかた

ドキュメンタリーが与えてくれるもの? 最近の若手テレビ制作者から「ドキュメンタリー番組を作りたいと思って、テレビ業界に入りました」という話をよく聞く 本書の中で一番、気になったのがココでした。 本書はタイトルこそ「面白い」とは何で、どう作るの…

読了 - 簡単だけど、すごくよくなる77のルール デザイン力の基本

ダメなデザインには共通点がある。 見えない、読めない さえない、映えない 信頼性がない、うさんくさい 存在感がない、記憶に残らない シェアする気にもならない なかなか手厳しいけど、うまく言い当ててるし、「その通りだ」と頷く指摘です。 デザインと聞…

読了 - 最高の顧客が集まるブランド戦略

ブランド戦略というと、ファッションのHERMESやコンサルティングのマッキンゼーのようなプレミアムブランドのためのものと思われることもよくあるようです。 でも、ブランドって「お客様に思い出してもらうためのタグ」みたいなものなので、それ自体を難しく…

読了 - たった3品で繁盛店はできる! 居酒屋の神様が教える小さな商売のつくり方

佰食屋の本を少し前に読んだせいか、メニューが3品だけの居酒屋の話なのかと思って読み始めました。 <Tomoyuki MizutaによるPixabayからの画像> ま、当たり前かもしれませんが、そんな話ではありません。 ざっくり、まとめるなら 著者を「お父さん」と呼ぶ…

読了 - 農業新時代 ネクストファーマーズの挑戦

近年、農業分野にもテクノロジーの波が押し寄せているようで、TVドラマ「下町ロケット」で自走式無人トラクターが取り上げられたのが昨年でしたが、すでに農業用ドローンは一般に販売されているだけではなく、シェアリングに向けた規制緩和も検討が進んでい…

読了 - レガシーコードからの脱却

Ryuzee.comで紹介されてたこともあって以前から読もうと思ってたのですが、たまにはIT屋らしい書籍を、と取り上げてみました。 この本を最初に手に取って思ったのは、装丁が見たことのあるような…です。 似てませんか? アジャイルというと、なんか渦っぽい…

読了 - 400のプロジェクトを同時に進める…スピード仕事術

長いんでちょっとだけ省略しちゃいましたが本書のタイトルは「400のプロジェクトを同時に進める佐藤ナオキのスピード仕事術」です。 著者の佐藤ナオキさんはニューズウィーク誌の「世界が尊敬する日本人100人」(2006年)に選ばれたほど有名なデザイナーで、…

書籍「ドーナツの穴を残して食べる方法」

少し前の新聞広告欄で本書の広告を見かけたとき、「ドーナツの穴を残して食べる方法」という命題に対する解の方向性が各種の学問的見地で異なることが感じられて楽しそうに思えました。 Amazonでポチった後、書店で本書を見つけて気づいたのは…本のサイズと…

読了 - 売上を減らそう。

そもそも就業時間内に利益を出せない商品や企画ってダメじゃないですか? 逆説的でツリっぽいタイトルでありながら、帯に興味をそそられて、本書を読み始めると「はじめに」に至るまでの端書きにあった一文にドキッとさせられました。 > 毎日の仕事は定時で…

読了 - 「つい やってしまう」体験のつくりかた

ダイエット中のおやつ、スマホでゲームやツィッター、ちょっとしたイタズラなど、「つい、やってしまう」ことは身近に溢れています。 その人を「惹きつけてしまう」仕組みがわかれば面白そうだと本書を読んでみました。 これが、なかなか秀逸な本でして、読…

読了 - 1秒で捨てろ!

マイクロソフト株式会社(現在の日本マイクロソフト)の元社長、それが著者 成毛眞氏の本を読む切っ掛けでした。 数年前に「日本人の9割に英語はいらない」を読んだのを皮切りに何冊か拝読してますが、いつもその斬れ味の小気味良さと、視点の大胆さが楽しく…

揺れる電車を評価したい

朝、乗っていた電車が ぐらっ と揺れました。 駅を出た後の加速にミスったっぽいです。 頑張って踏ん張ったおかげで、周りの人にぶつかるのは避けられましたが、「この列車、運転が雑!」とムカついてしまいます。 ふと思ったのが、 いま自分が乗ってる電車…

読了 - ヒューマンエラーの心理学

人間は、他の生物種に比べると、外界や自分の状態の認識において誤ることが圧倒的に多いです。(「ヒューマンエラーの心理学」P7) タイトルから、ヒューマンエラーと心理の関係や、ヒューマンエラーが発生しやすい心理状態みたいな話が書いてあるのかと思っ…

読了 - 考えを整理する・伝える技術 グラフィックレコード

先週の「0秒で動け!」と一緒に買ったのですが、ファシグラ(="ファシリテーション グラフィック")なら、10年くらい前に教わってから使ってますし、便利だと思っています。 ただ、議論に参加できなかった人が後から見ても、話の内容と、楽しい雰囲気が伝わ…

読了 - エビデンス仕事術

「じゃあ、そのエビデンスは?」 先日、読んだ「世界最高のチーム」(読了 - 世界最高のチーム...)にあった話。 Google では何か議論するときには必ず「じゃあ、エビデンスは?」となるとか。 コンサルティングでも、そうなんですよ。 コンサルタントが自分…

読了 - 0秒で動け

「スピードが大事」 「人生は時間が限られている」 「だから早く動いたほうがいい」 そんなこと、頭ではわかっているんです。 いきなり、こんな出だしで始まる本書。 パラパラっと眺めても区切りのページやタイトルがあって読み易そうな印象を受けました。 …

読了 - ハーバードの個性学入門: 平均思考は捨てなさい

平均的パイロットはいない 本書の序文を読んで驚きを感じてしまったこと、それは自分の中に平均思考があるということなんだな、と気づかされてしまいました。 その箇所をざっくり要約すると ジェットエンジンの黎明期でもある1940年代の末、アメリカ空軍では…

読了 - ガリガリ君の秘密 赤城乳業・躍進を支える「言える化」

実は私もガリガリ君が好きだったので読んでみました…みたいな話を予想する方もいそうですが、ガリガリ君はほとんど食べません。 アイスは井村屋のあずきバーが最高だと信じてます。 歴代のパッケージが勢ぞろいした写真だけでも見たい人がいそうです 言える…

読了 - 「書く」習慣で脳は本気になる

「書くだけで願いが叶う」「書き出すだけで痩せられる」など、書くことが自分自身の行動に影響を与えることを書籍なんかで見かけることはよくあります。 TVにもよく出てた脳科学者である茂木健一郎さんが、これを解説してくれるのかなと思って読んでみました…

読了 - 伝説の創業者が明かす リッツ・カールトン 最高の組織をゼロからつくる方法

もう随分前になりますが「リッツ・カールトンが大切にする サービスを超える瞬間」という本を読み、そのサービスを生み出す考え方と仕組みに、スゴイと思いましたね。 中でも強く印象に残ったのは「紳士淑女にサービスする紳士淑女」という言葉です。 時を経…

読了 - 世界最高のチーム ~ グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法

『グーグル流「最少の人数」で「最大の成果」を生み出す方法』とのサブタイトルですが、中身はマネージャ向けの内容でしたが、第一印象は「読み易い」です。 本書を手に取った時点では、グーグルの話であること、著者が「ピョートル・フェリクス・グジバチ」…

読了 - 予想どおりに不合理

自分だけが知ってると便利 行動経済学って、そんな悪魔のささやきが聞こえる知識ですね。 「現金は盗まないけどコーラなら平気で失敬する」「頼まれごとなら頑張るけど安い報酬を示された途端にやる気が失せる」、人間が採る判断や行動には傾向があります。 …

読了 - カイゼンジャーニー

2019年2月、ガートナーが日本国内におけるアプリケーション開発について発表した調査結果によれば、アジャイル型を「採用中」という回答率は17%、「採用予定」が13%。 ※ 詳細はこちら<ガートナー、アプリケーション開発 (AD) に関する調査結果を発表> よう…

読了 - 「ホットケーキの神さまたち」に学ぶ ビジネスで成功する10のヒント

帯には「異色のビジネス書」、序文の冒頭には「ガイドブックとしても使えて、ビジネス書としても役に立つ」、そう書いてます。 特に本書のパートⅠ「ホットケーキの名店探訪記」は、美味しそうな写真と食べたくなるような話が満載です。 本書と初版限定特典 …

読了 - ハーバードの日本人論

書店で物色してた時、目についたのが本書の帯。 ハーバードが解き明かす「いかにも日本人らしい」の真相 日本人とは何者か? 早速、買い求めて読み始めることにしました。 本書を開いて目に入った冒頭文が 日本人ほど「日本人論」が好きな国民はいない。 見…

読了 - 謝罪の極意

企業や有名人による謝罪会見ってTVでよく見かけるようになりました。 そうなれば当然、謝罪会見コンサルタントともいうべき職業があるに違いないとは思いますが、対象が謝罪なだけにあまり目立つような活躍もなく、実情が分かりません。 やはり、相当気を付…

読了 - 世界一訪れたい日本のつくり方

ネットの記事やブログで外国の方が日本について書いてくださっているもので、日本語に翻訳されたものを時々読みます。 「日本は本当に落し物が見つかる国だ」とか「~人はなぜ日本が好きなのか」とか、読んでて嬉しく思う反面、たまに見られる良心的な行動が…