バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - 10分あったら、どう考える

問いは、発想を広げ、思考を深める

端的に言えば、タイトル通りの書籍。

10分という時間があったら、いま抱えている問題に、いつもと違うアプローチで思考できるはず。

その「違うアプローチ」の種として本書は切り口を提供してくれる。

f:id:ino-agile:20201119224014j:plain

その切り口は本書の構成自体で現れています。目次を引用してみましょう。

Chapter.1 自分の「今」と「これから」を考える

Chapter.2 ちょっと付け足し、その先の物語を作る

Chapter.3 「なんか違和感」「なんか苦手」を突き詰める

Chapter.4 マンネリになりがちな仕事に変化の種を植える

Chapter.5 「狙わない」「かっこつけない」で相手に届ける

Chapter.1から思考の沼にハマる感じが楽しかったです。

例えば

10年前の自分から見て、今の自分はうらやましい?

過去と現在を振り返って「こんなハズだったのか?」「この先が今の延長でいいのか?」と、問いけられるとドキッとします。

10年前には想像もできなかったことが、いくつも起きました。

リモートワークが普及するなんて、もっと先だと思ってました。

いろんな変化を通り過ぎてきたけど、10年前に想像したことと比べてどうだろう?

そんな感じで結構ハマります。

でも「10分間縛り」っていうのもイイですね。

10分、考えて一旦まとめる。

また、10分、考えて一旦まとめる。

まとめが溜まってきたら、ズラッと並べて鳥瞰するとアイデアが出てきたり、自分の思考パターンが表れてて面白くなったりします。

本書はそういう「問い」が集められてます。

試してみるのもアリだと思いますよ。