読了 - 10分あったら、どう考える
問いは、発想を広げ、思考を深める
端的に言えば、タイトル通りの書籍。
10分という時間があったら、いま抱えている問題に、いつもと違うアプローチで思考できるはず。
その「違うアプローチ」の種として本書は切り口を提供してくれる。
その切り口は本書の構成自体で現れています。目次を引用してみましょう。
Chapter.1 自分の「今」と「これから」を考える
Chapter.2 ちょっと付け足し、その先の物語を作る
Chapter.3 「なんか違和感」「なんか苦手」を突き詰める
Chapter.4 マンネリになりがちな仕事に変化の種を植える
Chapter.5 「狙わない」「かっこつけない」で相手に届ける
Chapter.1から思考の沼にハマる感じが楽しかったです。
例えば
10年前の自分から見て、今の自分はうらやましい?
過去と現在を振り返って「こんなハズだったのか?」「この先が今の延長でいいのか?」と、問いけられるとドキッとします。
10年前には想像もできなかったことが、いくつも起きました。
リモートワークが普及するなんて、もっと先だと思ってました。
いろんな変化を通り過ぎてきたけど、10年前に想像したことと比べてどうだろう?
そんな感じで結構ハマります。
でも「10分間縛り」っていうのもイイですね。
10分、考えて一旦まとめる。
また、10分、考えて一旦まとめる。
…
まとめが溜まってきたら、ズラッと並べて鳥瞰するとアイデアが出てきたり、自分の思考パターンが表れてて面白くなったりします。
本書はそういう「問い」が集められてます。
試してみるのもアリだと思いますよ。