読了 - 職場の科学
週休三日制を実現するマイクロソフト
「外資系のIT企業で儲かってる、だから週休三日でもやっていける」
そんな風に言いたくなるところはありますが、本書を読むとそんな話ではなくて、まじめに合理的な分析と施策を進めた結果、週休三日でもやっていけるようになったことが分かります。
- 各人が日々どういう仕事にどれぐらいの時間を使っているのか
- 成果を上げている人にはどういう傾向があるのか
- 施策により、成果はどう変わったのか
必要な情報を与えて、環境と行動を選ぶ権限を認め、生み出す成果を評価する。
働き方を変える方法としては「当たり前すぎる」と感じます。
この当たり前が出来てないから「働き方が変えられない」んですよね。
「成果行動を促す」のは指標と評価
マイクロソフトでは従業員の評価指標に以下の2つがあるそうです。
- 他者の知見の活用
- 他者の成功への貢献
こんな指標で評価されるならコラボしない訳にはいきませんし、同僚や部下・後輩をサポートする時も、その行動が評価されると分かっていれば、心置きなくサポートできます。
当たり前をきちんとやる、というのはこういうことなんだと垣間見ることができる書籍でした。