バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - オンラインセミナーのうまいやりかた

セミナーで収入を得ている人、あるいは営業の一環としてセミナーを行う人に向けて「オンライン」に移行するためのノウハウを開設したのが本書。

”なんだ、自分には関係ないな”と思う会社勤めの人は多いに違いありません。

でも、そうでもないんですよ。

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私はこれまでに約20回、企画運営か講演者としてセミナーに参加してきました。

経験豊富とは言えませんが、実際に「セミナーをやる側」を経験してみると、意外にもその他の仕事に良い影響を与えてることを実感します。

会議や顧客企業との打ち合わせで、主体的にしゃべる担当になったことありますか?

そうであるなら「セミナーをやる側」の経験は有益です。

セミナーでは、これから聞くことについて前提知識がない人や積極的に聞きに来たわけではない人がいます。

そういう人達にも「いい話を聞いた」と思ってもらうための工夫がセミナーには織り込まれているんです。

社内会議や顧客との打ち合わせでも、配られた資料を見てから考え始める人も結構いるんで、しゃべる側としてはセミナー経験が活きるんです。

「3章セミナーを企画する方法」はオフラインの場合でも使えるセミナー開催のポイントですから、基本を知るには良いかと思います。

例えば

「目的」「コンテンツ」「ターゲット」を整合させる

自身が話をする「目的」と話す内容である「コンテンツ」、これと聞く人「ターゲット」と整合させないとセミナーは成功しない、という話です。

社内会議に応用すると、自分が会議で達成したい「目的」があり、会議参加者がいます。

会議参加者は、どんな立場の人で、どういう意見を持っているのか、ということを思い浮かべると、コンテンツとしての話の要素や構成をどうしたら参加者に受け入れやすくなるのかと考えることができます。

また、本書で紹介されるオンラインセミナーならではの工夫も、社内外とのオンラインミーティングで応用できそうです。

本書では、ツールの機能を使ってセミナーを録画して一定期間視聴できるようにすることで、急用での不参加に対応する工夫が紹介されてました。

これってオンラインミーティングでも同じこと出来ますよね。

オフラインの会議でバッティングしたら、どちらかは後で議事録を読むだけです。

でも、オンラインミーティングなら簡単に録画できますし、会議中のチャットも後で読み返せます。

当分「仕事でオンライン」は避けられそうにないので、この機会にいろいろと習得してみるといいですよね。