「ファシリーダー」の教科書 中立的な立場でミーティングに参加する機会、普通に会社勤めしてるとあまり出会いません。 参加するミーティングと言えば、部署内、他部署、顧客、取引先、そんな人たちとの会議や打ち合わせ。 大人しくしていれば発言を求められ…
社内外で取り組んできたことをもとにプレゼンさせると成果報告になることがほとんど。 しかし取り組みをコンテンツにする場合、成果にたどり着くまでの過程も、聴衆の興味をひくコンテンツになる。 本書は、パンにまつわる新事業を立ち上げ、安定化させる、…
本書は、そんな複雑であいまいな「地方」をめぐるモヤモヤを書き綴った本である。 その書き出しのとおり地方の現実に対し、つらつらと雑感を書き連ねている印象を受ける。 切り口のテーマは10コ。 居場所、政治、メディア、アート、スポーツ、食、子育て、死…
本書は多くのマーケティング関連書籍の引用元になっている名著の新訳版。 17章にわたる解説は具体的な示唆に富み、なかなかに考えさせられる。 ただ、やはりボリュームがあるので腰を据えて一冊読むタイプの人に向いてるように思います。 章ごとに読むだけで…
人の行動は、変えられる。組織の文化も、変えることができる 行動分析学は、行動を研究対象として、その原因を分析し、行動の問題を解決していく科学。 そして本書は、人の行動、組織の文化を変えることに行動分析学が効果的として、その活用を解説する。 強…
アイディアのつくり方、その基本は既知の情報の組合せ。 どう組合せるかが「ささる」かどうかの境目なのでしょう。 「こうすれば必ずササる」、そんな正解はないはずですが打率の高い人はいます。 本書はそうした打率の高い、15人のクリエイター、クリエイテ…
新しく知った思考法を「分かった気になる」までの道のりは、嫌になるほどのつまづきを越えていくことになるもの。 3年に渡って「デザイン思考を高校生に教える」ことに挑戦した試行錯誤を綴ったのが本書。 毎年入れ替わる生徒相手に、新しいコト、しかも「デ…
架空の、しかし現実に接続した未来 未来を思い描いて、そこから逆算して現在のアプローチを考える、というのはゴール志向の基本的な考え方。 ただ、その未来は遠くても10年後くらい。 SFの領域ではないですね。 本書のSF思考は、研究開発や新事業開発に向い…
会話 > 情報伝達 「会話とは何か?」と問われてすぐに思いつくのは「情報伝達の手段である」ということ。 しかし、伝達の目的がなくても会話は起きる。 わかりやすい例の1つは「雑談」か。 本書は「コミュニケーション」と「マニピュレーション」が入り混じ…
効率化 = (生み出す価値を増やす)or(費やすコスト、労力を減らす) 業務効率化という言葉にウンザリしてる人はたくさんいる、と思います。 そもそも業務効率とは「成果」を「コスト」で割ったものですから、分子(生み出す価値)を増やすか、分母(費やす…
「作家」でなくてもいいんだ 書いて生きるには文章力”以外”の技術が8割 ライターとは、依頼を受け、取材をもとに原稿を作り、納品する仕事。 文章力はそこそこでいい。(「そこそこ」の具体的な説明も本書中に書いてます) いつかは自分も書く仕事をしてみた…
目にしない日が無くなった「DX」。 欠かせない視点としてブラッシュアップしておきたいと思ったのが、分析スキル。 DXは現場レベルの改善を目指すものではなく、経営や顧客の視点が欠かせない。 そうした認識からも本書を手に取ってみた。 (本書のサブタイ…
「新規事業開発は一部の人だけが関わるもの」という印象だった。 でも先の見えない社会情勢の中。 会社勤めだった人も副業や起業に関わる機会は増えてるのでしょう。 それを考えると、新規事業開発って何をどうするものなのか、それを知っておくことは誰にと…
人口減少、東京一極集中。 うまくやった「どこか」だけ活性化すれば、残りの多くは廃れていかざるを得ない。 本書は地域を持続可能にすることを目指すための方策として観光を挙げているように思う。 一部の企業が都会を離れたり、リモートワークが十分に普及…
企業評価の視点からユニコーン企業のビジネスモデルをひも解いた、と言えばいいのかな。 最初に取り上げられるのがTikTokを運営するByteDance。 TikTokはすでに有名すぎて説明するものではないけれど、本書でピックアップしているのが、その収益。 2017年に1…
ラストスパート志向が諸悪の根源 本書タイトルの問いに端的に答えたのがコレ。 「学生症候群(夏休みの宿題をギリギリまでやらない)」という言い方もありましたね。 時間に余裕がなくなってから取り掛かるから焦るし、完成度も低くなる。 そうこうするうち…
「点在する情報を一か所に集める」という作業は、インターネットが非常に得意 現在までに世界を変えてきたITビジネスといえば、GAFAに代表されるプラットフォーマーだと言える。 そしてプラットフォーマーが実現したITの世界は、細切れにあったモノやコトと…
チャート … 情報の視覚的表示、図(もしくは図を並べた表)・グラフ等のこと(Wikipediaより) 人はイメージで理解する ある程度、複雑なことを説明するときは、そのイメージをチャートで描いた方が理解してもらえることが多い。 その経験から言えるのは「や…
対策しなければミスは起こってしまうもの。 避けることも難しい。 本書がいう「仕事でミスしない人がしている」ことを要約すると、 ミスしない仕組みを作る 記憶に頼らない 誤解を防ぐ この辺りでしょうか。 ミスを防ぐには何よりも「自分に頼らない」こと …
書きたいコード(プログラム)をAIが書いてくれるサービス「GitHub Copilot」が注目されています。 ついにIT技術者の仕事もAIに浸食される未来が着々と近づいてきた、そんな感じですね。 AIに仕事を奪われないためには、AIに出来ないことを目指すしかありま…
理不尽は、公平ではないものを公平だと誤認したことで発生する 理不尽の生じる仕組みを論理的に解析した書籍に初めて出会いました。 自分から見て理不尽であっても、視点を相手からに置き換えてみると、その行動や判断の理由らしきものが見えてくることはあ…
厚生労働省は企業に対し、従業員に副業を認める条件などの公表を求める方針だ。副業を制限する場合はその理由を含めて開示するよう促す…(6/25 日経新聞) ちょうど読み終わったタイミングで都合の良いニュースが飛び込んできた。 政府も働き方の多様化、雇用…
輪島市による地域活性化の一環として名監督として名をはせた人を地元高校に迎えたというニュースがあった。 部員が増え、野球部としては活性化したのだろうけれども、輪島市は高校野球やスポーツの町にしたかったのですかね? 新幹線や高速道路を誘致したり…
従来、広告は送り手の想いを活かし、受け手に新たな気づきを与える役割を持っていた。 「情報の非対称性」は、デジタルネットワークが進展する社会において着実に減少しています そのことが広告ビジネスの変化を余儀なくしている。 これが本書が提起する課題…
「エンパワー」という言葉には馴染みが薄い。 耳にすることがあっても具体論になると実感に乏しい印象がある。 エンパワーメントをひも解くと エンパワーメントとは、個人や集団が本来持っている潜在能力を引き出し、湧き出させることを意味しており、「権限…
人の行動の9割は無意識で行われると言われている 無意識が人間の意思決定にどのように影響しているか、その無意識に働きかける方法を、いつもの茂木健一郎さんらしく「僕」「僕ら」と親しみやすく語りかけてくれたのが本書。 脳科学では、「思考の傾向はすべ…
読書メモが消えた… kindle unlimitedで読んでた本だったのに、うっかり「返却」 読書中、マーキングしながらの気づきメモも一緒に消えちゃいました。 ということで、気を取り直して再読しました。 地域課題とクリエイティブ 地域には地産品やそれに関わる技…
人類史上、ここ数十年ほど急速にライフスタイルが変化したことはない。…これがどういう結果を引き起こすのか ---- この本は、それに答えようとした結果だ 本書序文にある一節ですが、まさにその通りの本でした。 これはヒューマンエラーの心理学にもありまし…
働き方の4タイプ 本書では組織での働き方をライオン、イヌ、トラ、ネコの4タイプに分類している。 ライオンやトラといっても生物学的な話じゃなく、童話や物語に出てくる動物たちのイメージでの話。 表紙にカワイイ動物の絵で描いてある。 従来型の組織志向…
これまで読まれた本で印象に残っている20冊を教えてください。 こんな質問からはじまる書籍でした。 質問されると答えを考えてしまうのが脳の宿命。 私の場合は イリュージョン ライト、ついてますか 問題発見の人間学 アイデアのつくり方 UMLによるビジネス…