バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - どこでも誰とでも働ける

厚生労働省は企業に対し、従業員に副業を認める条件などの公表を求める方針だ。副業を制限する場合はその理由を含めて開示するよう促す…(6/25 日経新聞)

ちょうど読み終わったタイミングで都合の良いニュースが飛び込んできた。

政府も働き方の多様化、雇用の流動化を促進しようとしています。

どうしても副業をしなくちゃいけないわけではないけれど、長く生きていれば社会環境は変わり、求められる人材像も変わっていってしまいます。

一時期「新3K」と揶揄されてきたIT人材は今、空前の売り手市場。

でもきっと、10年ぐらい先になればIT人材も注目されなくなる。

また違う種類の人材が注目されるに違いありません。

結局のところ、長く生き残っていくには「どこでも誰とでも働ける」人材を目指すことにしかならないでしょうね。

本書はマッキンゼーリクルートをはじめ12回も転職し、~してきた著者が、これからの時代に求められる「どこでも誰とでも働ける」人材へと踏み出す人へのアドバイス

構成は、

1章 どこでも誰とでも働ける仕事術

2章 人生100年時代の転職哲学

3章 AI時代に通用する働き方のヒント

1章が全体の半分くらいを占めていて、

「どこでも誰とでも働ける」ことを目指すのは…激動する時代をサバイブするための、もっとも「現実的」な方法

とする著者の考えを反映していると言えそうです。

1章から気に入ったフレーズをピックアップすると

  • 自分からギブすることがインターネット時代の大前提

  • 自分が持つ知識はできる限りオープンにした方が得をする

  • これからの仕事の原則は失敗を前提…

  • 「試行回数をどこまで上げられるか?」が勝負を分ける

  • 仕事ではまず、全体像と制約条件、意思決定のプロセスを押さえる

自分なりに気に入るフレーズ、気になるフレーズを拾いながら読むだけでも意味があると思いますし、著者も本書の中で同様のことを言ってます。

Kindle Unlimitedで読めるし、序文だけならAmzonの試し読みでも読めます。

まずは、眺めてみるところからで、どうでしょう