バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - ユーザーファーストの新規事業

「新規事業開発は一部の人だけが関わるもの」という印象だった。

でも先の見えない社会情勢の中。

会社勤めだった人も副業や起業に関わる機会は増えてるのでしょう。

それを考えると、新規事業開発って何をどうするものなのか、それを知っておくことは誰にとっても意味がありそう。

新規事業開発のポイント

本書からポイントを取り出してみると、こんな感じ。

  • 新規事業をつくるには自社のアセットを見直し、社会課題とのマッチングを考える

  • ダメな事業企画はユーザーメリットの視点欠如が多い

  • 事業立ち上げのスピードは成否に大きく影響する。

  • スピード確保策は、既存資産の活用、既存事業とのシナジー、アライアンス

  • 事業開発する人材は、今いる人を育成することがメイン。デキる人は希少で、自力で起業してしまうか、既に高額で雇われている。

  • 大事にするのは「コミュニケーション」「トライ」「スピード」

最後の「コミュニケーション」「トライ」「スピード」事業開発する人材の育成にも不可欠としていた点は、言われてみればそうだなと納得です。

リーンスタートアップで小さく作ってフィードバックを得る。

そしてサービスをブラッシュアップするというのは今や有名なパターンですし、その過程でいろんな人を巻き込むことも不可欠なはず。

また、新規事業を企画し始めると自力でなんとかしたくなるところですが、他社とアライアンスすることでスピードアップを図るべき、これも納得です。

今は先行して一気に市場を掴めるかどうかで、大きく結果が変わります。

使えるものは何でも使う、という精神が大事なんですね。

自分は事業開発に関わらないと思っている人でも、世間に枯渇している人材なわけですから、自分にできる範囲でトライしてたという経歴を作れば、自分の価値を上げられるはず。

自分や自社の社会課題との組合せを考える思考エクササイズならすぐに出来ます。

トライしてみては如何でしょう。

さて、ちょっと考えてみましょ。

IT関連での社会課題と言えば、DXの対応遅れ、IT人材の不足、地方自治体や地方企業のIT化の遅れ…