読了 - 世界の一流は「雑談」で何を話しているのか
親子ほど歳の離れたメンバーがチームに入ってきた。
お互いにリスペクトして、うまくコラボできる関係にするためにも、新メンバーが心理的安全性を感じてもらわなければならない。
そこに雑談が有効なツールになるとは思うものの、どんな話をすれば良いのか?
本書にそのヒントを求めてみた。
雑談は異文化理解とコラボの下地づくり
日本の雑談には「定番のフレーズ」が多い
天気の話に始まり、他愛もない話で場を温める。それが日本のビジネス現場で定番の雑談スタイル。
著者曰く外国人から見れば、それは大して意味のない会話にすぎないらしい。
曰く
世界基準のビジネスの最前線では、「明確な意図を持ち、そこに向かって深みのある会話をできる人」こそが「雑談の上手い人」とされています
世界の一流は雑談を通して文化や価値観の違いを、どう乗り越えて信頼関係を築き、ビジネスで成果を出していくか、そのことに意識を集中させている、のだとか。
ここでハッと気づいた。
本質的には世代間ギャップも同じだということ。
友人関係を作っているのではなく、ビジネスの現場で協力、協調、共創できる関係を育もうとしているのであれば、やるべきことは、お互いを理解し、心理的安全性を高め、信頼できる関係を作る。
雑談はそのツール。
そして、自分を知ってもらうため、そして相手をよく知るために認識すべきことは同じ。
- 「価値観」何を大切にしているのか
- 「信念」何が正しいと思っているのか
- 「希望・期待」何を求めているのか
顧客であれ、チームメンバーであれ、相手が達成したいゴール、やりたいと思っていることに興味を示し、そのために自分が何を提供できるかを知ってもらう。
同時に自分がのことも知ってもらって、お互いが協力できる形を探れるような話になれば良い。
そういう雑談なら歳が離れててもできそう。
今週から始めてみよう。