読了 - 対話をデザインする
「対話をデザインする」、それはどういう意味だろう。
対話によって得ようとするゴールを定め、テーマを選び、自らの考えと問いを投げかける。
対話には相手がある。
得られるゴールとは、共感。それに基づく合意、協力、共創。
あるいは相手からの反論、問いかけから得られる気づき。
本書は対話に対する著者の考えを辿ることで、自分の内面との対話を促される。
対話とは何か?
対話から得られるものは何か?
それらに対して自分は何を感じているのか?
こうして読後感を綴ることも自分との対話であるとも言える。
オンラインでのコミュニケーション、デジタルネイティブの世代が増えていく中で対話の在り方は変わるのか?
改めて考えるには良書だと思う。
対話の在り方を考える中で本書の
互いに納得するために必要なことは、自分の意見が通ったという感覚をあなたと相手がともに持つこと…
何のための納得と合意かというと、それは、対話のプロセスを通して、お互いが自分を肯定するため…
これはとても重要。
共感し、共創していくためには対話を通して互いに納得、合意していくことは欠かせない。
その感覚を大事にするためにも1年後くらいにもう一度、読み返してみると面白そう。