読了 - バナナの魅力を100文字で伝えてください
考えていることを適切に伝えるのは難しい。
誰でも日々、何かを伝えているけれども、雑談ではなく何かを伝えようとして伝えても、なかなか思い通りの結果にはならないものです。
それで「言いたいことを短くキレイてまとめる本」なのかなーと思ったのですが違いました。
よく見ると本書のサブタイトルは
誰でも身につく36の伝わる法則
つまり、伝え方のノウハウがテーマでした。
本書では「伝える」ではなく 「伝わる」 ことを目標にしています。
相手に伝わらないなら伝えた努力に意味はない、とする考え方です。
本書の中で特に共感した個所は
読む人の頭の中を想像する
脳内チューニング
どちらも同じことに重点を置いた話です。
「伝わる」とは、相手の脳の中に自分が意図したイメージを描くことなんです。
だから、伝える前に考える手順としては
伝える前の相手の頭の中を想像する。相手の思考パターンが分かるならなお良しです。
自分が伝えたいことを、どんな構成で、どのようなメッセージで伝えれば、相手の脳が期待するイメージを描き出すかを考える。
期待通りに伝わっているか、途中経過を観察しながら話を進め、違和感を感じてそうなら話の軌道修正を図る
さっと読める本ですし、今ならKindle Unlimitedでも読めるので軽く一冊如何でしょう?
バナナの魅力を100文字で伝えてみる
で、まとめは当然、バナナの魅力を100文字で伝えてみないと、ですよね。
手軽に食べられて美味しい。消化が良く栄養価も高い。素手で食べても手が汚れない。ジュースにしてもOK。
あれ?50文字いかない。
そんなに魅力を感じてないってことなのかな…