読了 - 仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているか
周りにいる仕事が速い人たちも同じように、ちょっとしたテクニックをたくさん知っていたり、自ら編み出したりして実践しているだけ
noteやYouTube、書籍などで仕事術を日々の仕事に取りいれている人なら、「もう知っているから」とスルーしてしまっているかもしれません。
でも、仕事が速い人は出会った状況に合わせてアレンジしたり、自ら編み出したりしています。
あるいはChatGPTのように新しいモノが現れると
「コレをどう使ったら面白いことができる?それとも今より激速にならないか?」
と試行錯誤をしているはずです。
自分なりの工夫は大事だし、欠かせない。
そして、他の人のノウハウからも得られるものがあります。
せっかくKindle Unlimitedで読めるのだから、アイデアの素材として、あるいはチェックリスト的な使い方もアリですよ。
気づき、発想をかきたてられた個所
まず質が高く、確実な仕事ができるようになった上で、仕事が速くできる工夫をしている
改めて考えると、意識的ではないけど確かにそうしてます。
これは仕事術を教える時のポイント。
「一番、時間がかかる作業」を見極めよ
時間がかかる作業の見つけ方
純粋にボリュームが多い
やるべきことが出来るかどうか不明
前提条件、不確定要素が多い
関係者が多い
関係者との関係が遠い(他社や上層部が絡む、関係者の先にも関係者がいる…)
作業ごとの時間を見積もる
まず やり方の分かっていること と、 やり方が分かっていないこと に分ける。
やり方が分かっているなら、知っている作業の積み上げなので作業時間を見積もれます。
でも、やり方が分かっていないことを見積もることは不可能です。
似たような作業をもとに「これくらいかかる」と予想できればまだマシ。
それも出来ないときは「2時間でやり方を調べる」と締め切りを設けて調べます。
締め切りは、調べてもやり方が分からない場合の撤退ポイントです。
ホントに分からないなら諦めて別の方法にスイッチしないといけませんからね。
資料の「お決まりパターン」を持っておく
パターンを作るときは、出来るだけしっかり考えます。
特に作りたてのパターンを使う時は、周りの反応をみてブラッシュアップすることを心がけてます。
「待ち時間」を徹底的に排除する
これは私も結構意識してること。
「メンバーが増えるとコミュニケーションチャネルが指数関数的に増えて作業効率が落ちる」
と、よく聞きますが、実際にインパクトが大きいのは「待ち時間」。
関係者が増えると、情報やタスクの受け渡しの時に必ずと言ってよいほど待ち時間が発生します。
待ち時間を排除しないと、プロセス全体のスループットが上がりません。
人は目で読んだり、耳から聞いたりした情報を頭の中でイメージ(図)に「変換」して理解します
思っている以上に人間はアナログ。
頭の中のイメージをホワイトボードなどに描き出してみると
「ああ、そういうことを言ってたんですね」
と認識のズレが発覚することは、ありがち。
読みながら、こんな風に自分なりの工夫も言語化していくのも大事、と感じた書籍でした。