バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - ピクサーで学んだ創造的チームのつくり方

一言でまとめると、創造的な人たちでのチームのつくり方

メンバーが創造的であってもチームのつくり方としては普通な感じですね。

ということで、本書でのチームのつくり方で共感した点をまとめた後、創造的なチームのつくり方を考えてみたいです。

チームのつくり方

一人ひとりが強烈な想いを抱えるクリエイター集団を取りまとめ、彼らの力を最大限に引き出すために、リーダーは何をすべきなのか

これが一番大事な問いでしょう。

メンバー構成によってチームの性格は変わります。

同じチームは一つもないし、チームの成長によってもリーダーがなすべきことは変わります。

メンバーの力を引き出し、チームとしてのパフォーマンスを最大にする、そのためにリーダーは何をするべきか?

その問いを持ち続けることがリーダーの基本スタンスです。

クリエイターとしての才能や技術と、リーダーとしての力量は別物なのである。

「名選手、名監督にあらず」と同じことですね。

プレイヤーの役割や必要なスキルなどについて理解は必要ですが、リーダーには別のスキルや行動が必要です。

本書では以下の3つをリーダーとしてなすべきこととしています。

  1. ビジョンを共有する
  2. 相手に興味を持つ
  3. 相手を信頼して仕事を任せること

そのために「相手に合わせたコミュニケーションが必要」も賛同です。

本書はページ数が少ないですが、チームのつくり方についてコンパクトにまとまっていて良書だと思います。

これからリーダーを任せたい人に読んでもらうのが良さそう、と思います。

ちなみに本書では「リーダーの究極の目的とは、人を育てることである」とありますが、

私は「リーダーの究極の目的は、進むべき未来を指し示すこと」だと思っています。

創造的なチームに必要なコトを考える

創造的な人たちがいないと「想像力なチーム」が出来ない、では寂しいです。

普通の人達でも「創造的なチーム」になる方法を考えましょう。

「創造的なチーム」といえば、楽しそうに自由闊達な意見が飛び交うディスカッションが起きているイメージです。

だとすれば必要なのは

  • 心理的安全性
  • 人や知識の偶発的な出会い

リーダーとしては、人や知識の偶発的な出会いのために、越境学習と、遊び心を許容する会話の促進、というのでどうでしょう?