読了 - Dark Horse「好きなことだけで生きる人」が成功する時代
「既存のルートではなく、型破りなルートで活躍するようになった人たち」の話であるが、彼ら、彼女らには、実に多くの共通点がある。そして再現性がある
本書を読んだきっかけは伊藤洋一さん(@youichi_itou)が本書の解説に「俺、イイこと書いた」とツィートしてた、という理由から。
フォローしてる人がそういうなら読まなきゃ、です。
タイトルの「ダークホース」というのは「競馬で番狂わせを起こすウマ(wikipedia)」の意味から、「既存のルートではなく、型破りなルートで活躍するようになった人たち」をテーマにしたところからきています。
このダークホースな人たちの成功への過程を伊藤さんが解説にまとめておられまして、曰く
- 自分の中の「小さなモチベーション」を見つける(chapter2)
- 一般的なリスクは無視して、自分に合った道を選ぶ(chapter3)
- 自分の強みを自覚したうえで、独自の戦略を考えだす(chapter4)
- 「目的地」のことは忘れて、充足感を今抱いているか自問する(chapter5)
ダークホースな方たちは、社長や億万長者になりたいといった分かりやすい成功を求めて行動したのではなく、「本来の自分であることの充足感」を求めて行動し続けた、あるいは今も行動し続けていて、その結果にたどり着いたところが周りには成功に見えるのですね。
本書で気に入った個所を幾つかピックアップします。
- 彼らは「本来の自分であること ー 充足感」を求めて努力した
- 可能な限り徹底的に自己分析をする覚悟が必要
- 自分の個性に合う機会が存在することに着目する
- 自分のモチベーションの本質を理解することが、充足感を得るために不可欠
- ダークホースは自分の経済状態を現実的な問題として考慮に入れる
行動を選択する際に、夢を追いかけるだけじゃなく、自分の経済状態も考慮する点は、地に足が付いたアドバイスで好感持てます。
将棋の世界にも、攻める前に自陣を見直すというプラクティスがあると聞いたことがあります。
やはり、やりたいことを追うことと、現状を度外視しない姿勢は大事ですよね。
最後に伊藤さんが書いた解説の中で特にいいなと思った一言を引用して終わります。
自分の中にある「おっ、ちょっとやってみるか」程度の「小さなモチベーション」がスタートである