読了 - AI分析でわかった トップ5%リーダーの習慣
本書は「AI分析でわかった トップ5%社員の習慣」の第2弾。
成果を出すリーダーの共通点をAI分析で抽出したものとのことですが、お手本にしたい行動が満載です。
なお本書ではトップ5%リーダーの共通点を導き出すための分析ステップについても紹介されています。
細部まで詳しくは書いていませんが、これも参考になります。
トップ5%リーダーの「チームが目標達成するための行動」
この辺はすぐに思い出せるようにしておきたいので、全部ではないですがピックアップさせて頂きました。
連携・協調のレベルアップ
- 意義や目的を起点に考える
- 定例会議の冒頭2分間の雑談をルール化
- やる気に頼らず行動を継続する仕組みをつくる
- 主語は「私」ではなく「私たち」
ロスの削減
- 「伝える」ではなく「伝わる」を目指す
- 連絡や進捗管理の会議は廃止
メンバーのレベルアップ
- ファシリテーターはメンバーに任せる
- 小さな行動変容の後に「意外によかった」を生み出し、挑戦する楽しみを知ってもらう
継続的な成長
- 人事の育成担当者と3か月に1回は会話する
- 時間制限を設けて、その中で最大限の成果を出す
具体的に知りたい方は、本書を読むことをお勧めします。
気になる「トップ5%リーダー」と「トップ5%社員」の違い
…決定的な違いは、目指すべき目標達成のレベルです。
5%社員は、周りのメンバーを巻き込んで…チーム戦をとります。しかし、それはあくまでも個人の目標を達成する手段…
一方、5%リーダーは、チームが目標を達成することのみを考えています。
調査結果に基づくことなのでこれは事実なのでしょう。
でも、5%社員であればきっとリーダーとして求められることも知っているはずです。
それなのに5%社員が5%リーダーを目指さないことが気になります。
一匹狼が好きな人もいるでしょうけど、そうじゃない5%社員も少なくないはず。
一つの仮説としては「組織が5%リーダーの登場を積極的には望んでいない」でしょうか。
考えてみれば上層部も95%は普通のリーダーです。
自らを追い落とす5%リーダーを歓迎しないことは有り得ます。
つまり組織長に5%リーダーが就任するには、普通のリーダーたちから道を譲ってもらう必要があります。
なるほど。だから5%リーダーになる人は巻込力も持っているということなんですね。
(そういえば越川さんの書籍に「巻込力」もありましたね。仕方ないそっちも買うか…)
最後に
さて、本書の目的は「知ることではなく、できるようになること」だそうです。
ということで、
「週1回15分の内省タイム」と「口角を2センチ上げる」。
ここから始めようと思います。