読了 - デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法
期間限定ながら各所で面白そうな本が無償公開されています。
本書もそのうちの1冊(4/21まで https://eczine.jp/news/detail/7663 )。
一言でまとめると「ECを対象にしたデジタルマーケティングの入門書」です。
でも「デジタル」に限定されないマーケティングの考え方も基本的なことを中心に解説してくれています。
- マーケティングは「買いたい気持ちをどう作り続けるか」
- 売り上げを「新規」と「継続」に分解する
といった考え方はデジタルもアナログもありません。
本書はデジタルの特性は検索性、双方向性、即時性にあるとともに、これらが低コストで実現できることも重要であると指摘します。
たしかに、リアル店舗での販売を対象としたマーケティングと比べて、デジタルでは分析の素になるデータの収集が容易です。
このため注意したいのは「数字に遊ばれないこと」でしょうか。
数字に遊ばれることを避け、うまく活かしていくには本書で重要とする『「お客様がどう考えているか」だけに集中する』ことであるように思います。
つまり、どの指標が顧客のどういう行動に影響するものかを想像し、想像通りかどうかをマーケティング施策と指標の推移で追いかけると良い、ということでした。
本書中では指標と施策の関係まで深く言及していないので、やや消化不良気味でしたが本書でデジタルマーケティングのイメージを掴み、次のステップへと進めばよいと思います。
無償公開期間が残り少ないですが、ざっと眺めてみてポチるかどうかを考えてみるアリですよね。
デジタルマーケティングで売上の壁を超える方法(MarkeZine BOOKS)
- 作者:西井 敏恭
- 発売日: 2017/10/23
- メディア: 単行本(ソフトカバー)