読了 - 新時代を生き抜く越境思考
越境って簡単なわけでもない
XPJUG、アジャイルプロセス協議会…と結構長い間、本業以外の場で活動しましたが、初めてXPJUGに参加した時は、すっごく不安でした。
そんな素人で受け入れてもらえるか…
受け入れてもらえても、毎月、休日に出かけていく活動が続けられるか…
実際、2~3回参加してやめてしまう人も少なくありません。
踏み出した足を戻してしまうと、改めて踏み出すのはもっとツライ。
それでも越境した方がいい
越境人材になることは、私たち1人1人のキャリア戦略であり、生き残り戦略にもほかならないのです。
激しく同意です。
私も20~30代の後輩と話す機会があれば、「やってみると面白い発見がある」と後押ししています。
会社で務めているだけでは出会わない経験が得られるし、普段、周りにいる人とまったく違う視点の常識を聞くと驚くことだらけ。
そこから自分の仕事に転用できる知恵が得られることも少なくありません。
やってみて、自分に合わなければやめていい。
また違う形で越境すればいい、そう思います。
本書は、1章で基本的な必要性、メリット、アプローチを紹介した後、2章以降で仕事、ジェンダー・多様性、場所、組織、慣習といった様々な視点で越境の課題やアプローチを提言してくれています。
自分の「いま」に近いものから読んでみて、出来そうなことから始めてみるってことで如何でしょうか。
そこそこの規模の会社になると、管理職以上の人が抵抗勢力であるイメージがあります(偏見?)。
短期間でいいから管理職の人を越境させてみるのはイイかもしれません。
外で新たな視点や、気付かなかった自社の長所を見つけることもあるでしょうし、会社に残された人たちも管理職がいない状態で仕事を回していく力を得られます。
あ、考えだしたら面白そう。
うちの会社で誰か乗ってこないかな。