読了 - デジタル時代の基礎知識『商品企画』
「withコロナ」の時代、いろんなものが急激にオンライン、リモートに移行しそうです。
というわけでデジタル時代の商品企画について読んでみました。
本書の読後感をまとめると、
図解が多く、ポイントがマーキングしてあり、参考書的で読みやすい。
本書で基本的な考え方をさらいながら「自分の状況に当てはめるとしたら?」と自問しながら読めて楽しい。
自分なりの商品企画(仮定でも良い)が考えられたら、もう一度、本書に沿って考慮漏れがないか、と読むと良さそう。
内容としてはデジタル時代に限定したものではありませんので「最近の商品企画の入門書」的な読み方が良いと思います。
「なるほど」なところと、共感したところ
- もはやニーズなどない
- 現代は代替商品があふれ…欲しいときに欲しいものが簡単に手に入り ます。意図的ではない限り、在庫や供給が需要を満たさず、「簡単には手に入らない」という状況にはならない
- 「企画する商品の代替品はあるか?」と自分に問うことは、埋もれない商品をつくるために欠かせない。
- ターゲットに感情移入し、差別化を図る。
- 時代に合わせてペルソナをアップデートする
最後のは「売れたら」考えることですが、時代の変化によってターゲット層の考え方や流行が変わることと、商品・サービスを気に入ってくれた顧客自身が年齢を重ねることで嗜好が変わっていくことの両方があることが注意点ですよね。
本書は割と短時間で読めるので、IT屋としては、マーケティングに絡むプロジェクト前に読むと基本的な知識が得られて良さそうです。
特に巻末のGlossary(用語集)は、スマホに入れておくとをいいですね。
デジタル時代の基礎知識『商品企画』 「インサイト」で多様化するニーズに届ける新しいルール(MarkeZine BOOKS)
- 作者:富永 朋信
- 発売日: 2018/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)