読了 - 書評の仕事
「読書も投資」と思っていたけれど、リターンを考えないと投資になってない、と気づいてからブログに書き始めて65冊。
いつもは、覚えておきたいポイントの整理(非公開)と、アウトプットの演習として、ちょっとした紹介文を書いてきました。
なので、今更感もありますがプロの書評家の書き方を学んでみようと思った次第です。
プロは読者を強く意識する
書評家は、なによりも書評を載せる媒体によって異なる読者とそのニーズを把握するところから始まる。
書籍を要約する7つポイントでも前半は
- ターゲット(=読者)を明確にする
- ターゲットのニーズを見極める
- 目次をチェックして、ニーズにかなった部分を探し出す
と、されてます。
「興味があるから読む」プライベートな読書との最大の違いでしょう。
短時間で読んでまとめるのがプロの書評家
著者の印南敦史さんは年に500冊も書評を書くとのこと。
職業であるなら、それぐらい必要ということなのでしょうか。
いずれにせよ、短時間でポイントを掴んで要約するスキルが書評家には必須ということです。
本書で紹介する要約のダイジェストとしては
- 全体の流れを把握する
- 必要なページを集中的に読み込む
- まとめを確認する
こんな感じ。
まとめ
書評家でなくても、要約術やターゲットを意識したアウトプットのノウハウを転用できます。
IT技術者の場合なら、大量の資料や文書、書籍を読んで情報収集して要約する必要があります。
また、提案書、設計書、報告書の類でキレイにまとまった文書を書かなければいけません。
この「キレイにまとまった」という部分こそターゲットを意識したアウトプットであることが要求されるところです。
違う分野のプロの仕事を知ることで、自分のやり方を振り返るのも、たまにはいいですよね。