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読了断念... - 文系と理系はなぜ分かれたか

読み進めながらスマホで控えてたメモが消えて、挫けた…

この本、私とは相性が悪いようで、読み進めるのがしんどかったです。

トドメとばかりにメモが消えて、もう一度、最初から読み直す気にもなれず、終えることにしてしまいました。

結局のところ、文系と理系はなぜ分かれたか

本書曰く、最初に大きな影響を与えたのが、明治時代の官僚制度と中等教育

1880年代には官僚は殖産興業、土木公共事業に係る技官と、行政における法務に携わる文官に大別されていたこと、また、1910年代、中等教育について定めた第二次・高等学校令に「高等学校高等科を分かちて文科および理科とす」との文言が入ったこと。これ以降、大学入試の準備段階で文系志望、理系志望に二分する方式が定着していったのだそうです。

その後、第二次世界大戦における兵器開発で、さらには戦後日本が目指した科学技術立国が理系出身者を求めたことが、明確に理系とそれ以外を分けることになった事情だったようです。

文系と理系の区分に意味はあるのか?

実際のところ文系と理系という区分に意味はあるのでしょうか?

理系には物理、数学、工学など、いかにも理系っぽい学問が対応してそうですが、文系って文学以外に法学や経済学もあって統一感を感じません。

私が、自分のことを理系だと自覚したのは…多分、小学3年生くらいのころだったと思います。

理科と算数が好きだけど、国語と社会は苦手、だから理系だと思ってました。

それは「感覚的な判断ではなく、明快に答えが出ることを好む」ということだったのかもしれません。(小学校の社会で、地図記号以外に何を教わったのかすら覚えてません。よっぽど楽しくなかったんでしょうねえ。)

でも歳をとってみると明快に答えの出ることって結構限定されていることに気付きますし、文系に分類される法学や経済学だって論理的な思考は大事なはず。

そうだとすると論理的だから理系という訳でもない。

理系ってなんなんでしょう?

文系と理系はなぜ分かれたのか (星海社新書)