バナナでも釘は打てる

柔らかく美味しいバナナでも、ちょっとした工夫で釘は打てます

読了 - ゼロから始める情報発信: No Output, No Value

発信し続けることの意味

1年間続くブログは30%、2年間続くブログは10%

ブログじゃなくても、2年以上発信し続けるのは容易ではありません。

ネットへの情報発信として捉えると、自分には必要性がないと思う人も多いでしょう。

でも、本書は「No Output, No Value」=「どんなにすごいことをしていても、誰にも知られなければ存在しないのと同じ」だと言います。

2年以上継続していること、誰にでもありそうですが

その継続は知られているのでしょうか?

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せっかく続けてきたことを「存在しないのと同じ」と言われたくはないものです。

じゃあ、どうするか、ですよね。

やってきたこと、継続していることの意味付けは自分1人でもできます。

まずは自分の覚え書きとして、次はいずれ交代するときの引継ぎ資料として。

簡単なことを少しずつでいいから、続けて発信していくことは自分の価値を認知してもらうキッカケになります。

会社内でのことは一般の人が目にするブログやインスタに気軽にあげてよいとは限りませんが、探せば発信する方法はあるものです。

私の場合は、機能評価と称して、

  • ポータルサイトを立ち上げた
  • 全文検索システムのFessでプロジェクトのドキュメントサーバを検索できるようにしたついでに自分で書いたTipsやFAQも検索対象に混ぜた

などとやってから、口コミで広げています。

便利であれば見る人は増えるもの、見る人がいれば自分が認知されることになります。

「発信することなんか思いつかない」という人にアドバイス

まずは自分がやってることが便利と思える側面を探しましょう。

自分のやってることが当たり前すぎると思うなら、誰か別の人に引き継ぐことを想定してみましょう。

自分がやるから簡単なだけで、いきなり引き継げと言われたら「そんなの出来ない」と言ってしまうことはよくあります。

たいていの仕事には多くのレアケース対応が含まれていて、それがTipsなんです。

もし、誰にとっても便利じゃないなら改善を図るしかありません。

社内のしがらみで変えにくいことを改善する過程は間違いなく誰かの知りたいことです。

本書にも良いコンテンツのつくり方として

  • 自分が困ったことを書く
  • 身近な一人のために書く

と、あります。

継続的に発信できるようになれば、ネットの世界でも発信し続けることはできるはず。

本書の著者のように書籍化の話が飛び込んでくるかどうかは、発信するコンテンツ次第でしょうが、会社内とは違う出会いがあるのもまた事実。

いろんな人が、いろんなことを発信して共創できると楽しい

そうそう。

このブログもリブートしたのが2019/02/23(読了 - 管理ゼロで成果はあがる~「見直す・なくす・やめる」で組織を変えよう)なので、継続してると言って良いでしょ。